パーソナルスペースとは?
更新日:2019年10月16日

「パーソナルスペース」耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
では、具体的にどんなスペースのことなのでしょうか?
パーソナルスペース=対人距離です。具体的に言えば、「近づいて良い距離」と言えると思います。
これは実は人それぞれに、また、相手により違います。
例えば赤ちゃんがお母さんにぴったりとくっついて抱っこされます。
これはお母さんを認識し、すべてを委ねても大丈夫な相手であって、そこには目に見えない信頼関係があります。
では、知らない人が近づいて手を伸ばすと、どうでしょうか?
多分、ほとんどの赤ちゃんが拒否します。
そこには、全く知らない相手である。という認識と、何をされるかわからない見えない恐怖感。があるからです。
大きくなればなるほど、これは、知っている。知らない。に関わらず、出てきます。
親や兄弟に対しても出てくることがあります。
思春期の女の子が父親と距離を置くようになる。
これは父親は親ではあるが異性であるために距離感を持たなければならない。
ということを無意識に認識しているのです。
成長する段階では、ごく当たり前のことです。
思春期の男の子にも、同じようなことが起きます。
今まで部屋を片付けても何も言わなかったのに、突然怒り出したり、自分の部屋が欲しい。と言ってみたり…思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
パーソナルスペースとは即ち「自分が安心して過ごせる距離」なのだと言えます。
パーソナルスペースを測る手段として一番簡単な方法は立っている相手の顔を見てゆっくりと近づいてみることです。
相手の表情が変わる、もしくは一歩下がる、という様子がうかがえる所があります。
その距離が相手のパーソナルスペースです。
1m以内まで近づける方から、5m以上でも下がってしまう方など、人により様々です。
これは相手とのコミュニケーションにより変わってくることがありますので、信頼関係が育ってくれば距離は、短くなっていき易いと思います。
相手との距離を知り、上手に関わって行くように心がけると対人関係も良くなって行くと思いますよ。
良かったら試してみてください。