お久しぶりです。

お久しぶりです。しばらくバタバタしておりましたが、ようやく少しづつ元のペースが戻って参りました。暑すぎる秋もようやく終わりつつあります。各地で災害などの情報が飛び交っているようですが一日も早い復興をお祈りいたしております。
さて、災害のお話があるので今日はASD(急性ストレス障害)について書いてみようと思います。
ASDという病名が記憶にある方は多いのではないでしょうか?覚えていますでしょうか?
「3.11」と言えばピンとくる方もいらっしゃると思いますが、あのあとによく耳にした言葉だと思います。強い(生死を危ぶむような)ストレスを経験した後、同じようなストレスを感じてしまったり、その記憶が何度もよみがえり足がすくんでしまったり、気分がわるくなったり…そのストレスが原因でいろんな症状を引き起こしてしまう、これがASDです。
ASDはその時から遅くても3日位のうちに発症し、1か月位で症状がやわらいでいきます。勿論、身の安全や周囲のかたの協力が不可欠ですが、症状がやわらいで次第になくなっていきます。しかし、これが長引くとASDからPTSD(心因外傷後ストレス障害)へと移行していくことがあります。PTSDの特徴はフラッシュバックと呼ばれる症状が起こってくることです。これは突然、または何かの拍子にそのショックを受けたときの記憶がよみがえり、それを今、再度体験しているような状況(気持ち)になって意識の混濁や喪失を起こしたりします。こうなってくると専門の病院に受診してお薬の処方などを受ける必要があります。
こういったストレス症状の緩和には周囲の方の理解やご自身の理解、そして症状を緩和するための努力が必要です。
ストレス障害、精神的な苦痛は対応が早い方が悪化を防ぎます。恥ずかしいとか、怖いとかネガティブに考えず、気軽に相談しましょう。